白樺学園準優勝!!

第90回・全国高校野球選手権記念大会・北北海道大会が終了いたしました。戦前の予想通り北の横綱『駒大岩見沢高校』が優勝しました。岩駒は去年の夏の大会より北北海道ブロックになりましたが、去年の夏・今年の選抜に続き、三季連続の甲子園となりました。
白樺学園は検討虚しく準優勝に終わりましたが、良くも悪くも『白樺野球』が出来たと思います。

杉本キャプテンを中心に【チームが一つ】になっている感がありました。チームのスローガンである『打ち勝つ野球!』を最後まで継承していました。今大会四試合のうち、皮肉にも決勝戦がヒット数では一番多い12安打でした。これは岩駒の9本を上回る数字でしたが、白樺学園が与えた四死球は6個、逆に岩駒左のエース板木君は無死球でした。また、犠打においても白樺が0に対して岩駒は4個と、常にスコアリングポジションにランナーを進める事を意識していました。 

白樺学園は普段通り積極的な攻撃で初球から打って出ていましたが、球種・コース等を絞り込んだ初球打ちを意識するともっと高確率でヒットが量産出来ると思います。見逃せば低めのボールになる球を初球攻撃にて凡打になる場面も多かったです。故に板木投手を楽にさせ、無死球試合のお膳立てをしてしまったかと思います。まあ、この辺は紙一重でして、高校野球の場合はファーストストライクが甘い球が来る!と言うのは良くある事なので狙いは間違ってないと思いますが、選球眼を身につける事が必要かと感じました。     

岩駒におきましては【ヒグマ打線】と形容される様に打撃のチームの印象が強いのですが、実際は二枚看板の投手を中心にディヘェンス面が良く鍛えられている感じがしました。特に、ピンチにおいても動じない冷静なプレイで、閉会式の審判長の総評でも「冷静沈着な良く鍛えられたチーム!」と絶賛していました。いわゆる守りからリズムを作り攻撃に活かすチームカラーに変貌していると感じました。    

 閉会式終了後に行われた抽選では、岩駒は【一番くじ】を引き当てて、8月2日の第一試合となりました。(但し、大会から大会の間を五日間空けなければならない!) と言う規則がある為、27日までに決勝戦を終えたチームとなります。もし、27日以降に決勝戦があるチームが二番くじを引いた場合は『くじの山ごと』日程を先伸ばしする事になるそうです。       

白樺学園の三年生中田君は後輩に「お前ら絶対勝って甲子園に行けよ!」と早くも来年が始まったんだな!と感じました。私も今回は四回旭川に通いました。走行距離にして合計1600Kです。「あとどれくらい走れば聖地なのでしょうか?」 決して諦めず私も完全燃焼したく思います(*^^*)